2006年12月18日

テニスからホッケー考

ドラム1(息子)は部活で ソフトテニスをやっている。 日曜日試合を見て ホッケーにも共通する気になった点を記しておく。

① 第一に気付いたのは 試合中 『 先を見なければいけない時に先を見ず、先を見てはいけない 時に先ばかりを見て失敗をする 』 事が多い。

○ 自分のサーブや 相手の球を打ち返したあと、その球がライン ギリギリであっても 当然次を読んで動いていなければならないのであるが 「 入れ~入れ~ 」 とばかりに球だけを目で追い続け、足と身体は止まった状態になっている時がある。 

○ ホッケーでも パックだけに意識が集中している瞬間がある。
以前よりかなり回数は減ったが、試合中たった一回一瞬の自分のミスが失点につながり、その1点がチームの勝敗を決めてしまう事もあるのだ。

◎ 試合中 簡単にスマッシュが打てるチャンスボールが来た時、いったいどこを見ているのやら ミスショットをする。
先日のアイスホッケー女子選抜チームとの試合での 味方からのパスのバッティングシュートミスしかり である。

練習不足と言えばそれまでだが、見るべき時はしっかり見る事だ。 ( 今頃 パックだけ見て打つ というレベルではないはずなのだが・・ )

② テニスにおけるサーブで、ファーストサーブをミスし セカンドサーブもミスをすると相手の得点になってしまうのだが このダブルフォルトがやたらと多い。
ここで気が付いたのは、サーブをポンポンポンポン打ってしまうことである。 テンポが良い のとは違うのだ。 集中している様子が全く見られないのだ。
その1本で勝敗が決まる時もあるし、良くも悪くも流れが変わってしまう事もあるのに・・・、ファーストサーブ失敗直後 即セカンドサーブを打つのである。

ここで問題にしたいのが練習方法。技術的なことではなく 精神面、練習時の気持ちの持ちように 問題があると思う。
たとえば、10本サーブ(ショット)練習するとして 何も考えず ただ「入れるぞー」とポンポン10本打つのではなく。 「このサーブをはずしたら 大事な試合で負けてしまう、このサーブが決まれば優勝し全国大会出場できるんだ!」 等と試合と同じようなプレッシャーを掛けつつ 1本1本集中して打つのである。
そして、考えずにポンポン打って 「今日は10本中 8本も入ったぞ!前よりうまくくなったー」と単純に喜んでもしかたがない。 注意点を決め 「10本中1本しか入らなかったが、何かつかめそうだ!」 等と考えながらも 練習するのだ。
自分自身に緊張を与えつつ 集中し考えながら練習すれば汗の出方も違う。 キツイが身になる。

『 練習のとき 試合の気持ちで練習し。 試合のとき練習のつもりで試合をする 』
               これがむずかしくて なかなか出来ないのだが・・。

③ 「 テレビゲーム感覚で 試合をしている? 」のではないか・・・。
これは ほかの選手を見ていて 思ったのだが。 得点を取ったり 取られたりすると、喜んだり くやしがったりはするのであるが ” 何か違う ”と感じて見ていた。 そして思い当たったのが 「 この子達 テレビゲーム感覚で試合をしているのではないか? 」という事である。
身体で動きを覚える はるか以前に 指先と目 だけでゲームを進める感覚が 身に付いてしまったのだろうか? 簡単にポンポンうったり、球だけを目だけで追う動作から感じられたのかは 分からないが、勝っても負けても スイッチひとつで 「ハイ 次のゲーム」。 目の前で現実にプレイしているというのに 不思議な錯覚におちいったのだ。
一緒に見ていたママレモン(奥様)に その事を話ししたら 「 私もそう思う、何か変だよね 」と言う。

○ 試合に対する思い入れが少ない?= 苦しい ツライ いやな練習してますか?

○ 確かにドラム1は 毎日朝夕と部活に頑張って行ってはいるのは認めるが、何か足りない。
部活がホッケーが 楽しいから 行くだけ?  勝つために練習している?  負けたくないなら みんなとの練習の他に 何か取り組んでいる?

= 総括 =
アイスホッケーもテニスも技術的なことより、取り組む気持ちの面で 変わって欲しいと願う。
気持ちが変われば 練習も変わる。 練習が変われば 試合も変わる。
だからと言って、勝つためだけではない 勝敗より大事なものが そこには ある!

P.S
本日の記事は、なるほどバクチャンの 愉快なインラインホッケー生活と 一切関係ありません ので あしからず。

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